2025.6.4

SEIKOの歴史

SEIKOの歴史

SEIKO(セイコー) は、日本の時計産業のパイオニアとして、その歴史を140年以上にわたって築いてきたブランドです。
世界初のクオーツ腕時計を生み出し、オリンピックの公式計時を担当するなど、その名は日本国内のみならず、世界中の時計愛好家に知られています。
今回は、SEIKOの誕生から現在に至るまでの歴史と、その革新の軌跡 をご紹介します。

■1881年——服部時計店の創業

SEIKOの歴史は、1881年に服部金太郎が東京・銀座に開業した 「服部時計店」 から始まります。
当初は輸入時計の販売や修理を行っていましたが、次第に 「国産時計を作る」 という夢を抱くようになりました。
そして、1892年には 「精工舎(せいこうしゃ)」 を設立し、掛時計の製造を開始。
ここから、日本の時計産業の礎が築かれていきます。

■1913年——日本初の国産腕時計「ローレル」の誕生

1913年、SEIKOは 日本初の国産腕時計「ローレル」 を発表しました。
当時、日本では懐中時計が主流で、腕時計はほとんど流通していませんでした。
しかし、SEIKOは時代の変化をいち早く察知し、腕時計の製造へと舵を切ったのです。
これにより、日本の時計業界は大きく前進し、国産腕時計の幕開け となりました。

■1969年——世界初のクオーツ式腕時計「アストロン」

SEIKOの歴史の中で、最も革新的な出来事の一つが 1969年の「アストロン」 です。
世界初のクオーツ式腕時計「アストロン 35SQ」を発売し、時計業界に革命をもたらしました。
クオーツ時計は従来の機械式時計に比べて圧倒的な精度の高さを誇り、メンテナンス性にも優れていました。
この「クオーツショック」により、時計業界の勢力図は大きく変わり、SEIKOは 「世界のSEIKO」 へと躍進を遂げます。

■SEIKOが生み出した革新的技術

SEIKOは、その後も数々の革新を続けていきました。

① 1988年——世界初の自動巻クオーツ「AGS(キネティック)」
機械式時計の自動巻き機構とクオーツの精度を融合した、画期的な技術を開発。
現在の 「キネティック」 シリーズとして進化を続けています。

② 1999年——「スプリングドライブ」の開発
機械式時計のぜんまい駆動とクオーツの精度を融合し、滑らかな秒針の動きを実現した革新的なムーブメントを発表。

③ 2012年——「アストロン GPS ソーラー」の登場
地球上のどこにいてもGPS信号を受信し、正確な時刻を自動修正する腕時計を開発。
世界のどこにいても、正確な時間を刻むことができる画期的な技術。

■SEIKOが築いた「正確な時間」の信頼

SEIKOは、単なる時計メーカーにとどまらず、世界の公式計時にも大きく貢献してきました。

✔️1964年東京オリンピック:公式計時を担当
✔️ワールドカップなどのスポーツイベントで公式時計を提供
✔️宇宙空間でも機能する「スペースウォーク」時計を開発

こうした実績から、SEIKOは 「世界で最も信頼できる時計ブランドの一つ」 として、その地位を確立しました。

■現在のSEIKO——伝統と革新の融合

SEIKOは、現在も 伝統的な機械式時計 から 最先端のテクノロジーを活用した時計 まで、多彩なモデルを展開しています。

✔️ 「グランドセイコー」——高級機械式時計の最高峰
✔️「プロスペックス」——本格スポーツ&ダイバーズウォッチ
✔️「プレザージュ」——日本の美意識を取り入れたクラシカルな機械式時計
✔️「アストロン」——GPSソーラー技術を搭載した最先端の腕時計

SEIKOの時計は、今もなお 多くの人々の腕元で、正確な時間を刻み続けています。

■SEIKOの時計とともに、確かな時を刻む

1881年に創業し、国産時計の先駆者として歩み続けたSEIKO。
クオーツショックを起こし、オリンピックの公式計時を担当し、今もなお時計の進化を牽引し続けています。

「時を超える信頼と精度」 を求めるなら、SEIKOの時計は最良の選択肢となるでしょう。
あなたも、日本が誇る時計ブランド「SEIKO」とともに、確かな時間を刻んでみませんか?


とけいや時左衛門
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