2025.10.1
日本人と時計の関係
日本人は「時間に正確」とよく言われます。
約束の時間を守り、数分の遅れさえ気にする。
そんな国民性は、いつの時代も
「時計」と切っても切れない関係にありました。

和時計に見る、日本ならではの時間感覚
江戸時代に使われていた和時計は、
昼と夜の長さが季節で変わる「不定時法」に合わせて動く、日本独自の時計でした。
自然と調和した時間のとらえ方は、日本人の美意識そのもの。
明治以降、
西洋式の時刻制度が導入されると、「分単位の正確さ」が日常に根づき、現代の“時間に正確な日本人”が形づくられていきます。
世界を驚かせた日本の時計
近代に入ると、
日本の時計産業は世界に誇れる数々の革新を生み出しました。
セイコーは
1969年、世界初のクオーツ腕時計「アストロン」を発表し、時計の歴史を大きく変えました。
シチズンは
光で動く「エコ・ドライブ」で、“電池交換不要の時計”という新しい常識を作りました。
カシオのG-SHOCKは、
“壊れない時計”として世界中の若者文化と共に広がっていきました。
こうした国産時計は、正確さや信頼性を大切にする日本人らしい価値観を、そのまま形にしたものといえます。


日本人が愛する「時計の楽しみ」
今や時間を知るだけならスマホで十分。
それでも多くの方が時計を身につけ続けるのは、
そこに「美しさ」や「所有の喜び」があるからです。
たとえば、繊細なケース等の研磨や、日本の四季を表現した文字盤。
あるいは、ゼンマイを巻くときの「ひと呼吸置く感覚」。
時計は、ただの道具を超え、私たちに“時を味わう楽しみ”を与えてくれる存在です。
これからの「日本人と時計」
実用性ではスマホに劣っても、時計は今もなお日本人にとって特別な存在です。
それはファッションであり、自己表現であり、時に人生の節目を刻む記念品でもあります。
そして、国産のヴィンテージ時計が再評価されつつある今、私たちの生活と共に歩んできた時計たちは「文化財」としての価値を帯び始めています。
当店が大切にしていること
私たちが取り扱う国産時計やヴィンテージウォッチには、それぞれの時代の物語が刻まれています。
どの一本にも「日本人と時間の向き合い方」が映し出されており、
ただの実用品ではなく、文化や思いを宿した品だと感じています。
ご来店いただいた際には、
ぜひ店頭で、あなたの腕元にふさわしい“日本人と時の物語”を見つけていただければ幸いです。
とけいや時左衛門
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